アイアンコンドルとアイアンバタフライ:中立戦略の入り口
この回で学ぶこと
アイアンコンドルとアイアンバタフライの構造と使いどころ、そして中立は無リスクではないことを見る
アイアンコンドルとは何か
方向に強い見方がなく、時間価値とボラティリティの低下だけを取りたいとき、アイアンコンドルとアイアンバタフライがよく使われます。
アイアンコンドルは二つの垂直スプレッドから成ります。下側の Credit Put Spread + 上側の Credit Call Spread。四つの行使価格があり、真ん中に比較的広い利益区間ができます。

ネットのプレミアムを受け取り、満期に株が内側の二つの行使価格のあいだにいることを望みます。最大利益も最大損失も有限です。
ポイント: 真ん中が利益区間、両翼は有限の損失区間。賭けているのは「あまり遠くへ走らないこと」。
アイアンバタフライとは何か
アイアンバタフライはより「尖っています」。ATM 付近のコールとプットを売り(ショートストラドル)、さらに遠い OTM のコールとプットを買って保護します。

最大利益は中心の行使価格に現れます。利益区間はより狭いですが、単位リスクあたりの潜在リターンは通常より高くなります。
ポイント: 中心で利益が最大。利益区間はアイアンコンドルより狭い。
どちらをいつ使うか
アイアンコンドル: 株が比較的広い範囲で揉むと見て、勝率を高く取りたいとき。
アイアンバタフライ: 株がほとんど動かないと見るとき、またはいまの IV が高く、すぐ落ちると見るとき。

ポイント: 想定する変動の幅が違えば、選択も違う。区間が狭いほど、単位リスクあたりの潜在リターンは通常高くなる。
主なリスク
原資産の大きな一方通行で、利益区間をそのまま突き抜ける。
早期行使。とくに配当や満期の直前。
複数脚の手数料が高く、利益を削る。

ポイント: 中立は無リスクではない。中立戦略が取るのは「時間 + ボラティリティの低下」であり、方向ではない。
応用の追加回はここで終わり
垂直スプレッドを徹底してから、アイアンコンドルに手を出す。流動性の良い原資産を選び、サイズを厳しくし、大きなイベントの前に盲目で開かない。
この回で一番大事な一文: アイアンコンドルもアイアンバタフライも、リスクが有限の中立戦略だ。核心は「株が大きく走らないこと」に賭ける。方向の判断が強くないときに使えるが、サイズとリスク管理は厳しくする。
これは入門コース末尾の任意の追加回であり、必須ではない。方向の判断が強くないときに使えるが、サイズとリスク管理は厳しくする。
先にこの三文を確かめる
この三問で締めくくる。飛ばしてもよい。
1.アイアンコンドルもアイアンバタフライも、リスク有限の中立戦略で、株が大きく走らないことが核心だ。
2.アイアンコンドルは入門の必須で、これを飛ばすと前の戦略はできない。
3.中立戦略でも、サイズとリスク管理は厳しくする。