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第 10 回初心者向け・高勝率の中核戦略約 10 分

Covered Call:すでに持っている株で、毎月家賃を取る

この回で学ぶこと

カバードコールの構造と三つの結末、そして誰に向いて誰に向かないかを見る

Covered Call とは何か

この回から、実際の戦略に入ります。最初はいちばん古典的で、すでに株を持っている人に合う Covered Call(カバードコール)です。本質は「株を持つ + コールを売る」。すでに持っているポジションに、時間価値で家賃を取ります。

いちばん単純な構造は、ある株を 100 株持って、その株のコールを 1 枚売ることです。

Covered Call の構造:現物 100 株を持ち、同時にコールを 1 枚売る。
株を持つ + コールを売る = Covered Call。

すでに株を持っているので、売ったコールは「カバーされている」。裸売りにはなりません。リスクが実際に抑えられる売り戦略の一つです。

ポイント: 株を持つ + コールを売る = Covered Call。株が、売り手の義務の担保になる。

なぜこれをやるのか

核心の目的は一つです。プレミアム収入を得ること。

もともとこの株を持っている。コールを売った瞬間に、プレミアムが口座に入ります。そのお金は保有コストを下げることもできるし、追加の「家賃」として扱うこともできます。

Covered Call のキャッシュフロー:コールを売ると直ちにプレミアムが入り、保有コストを下げる。
直ちに入るプレミアムが、この戦略の核心の収益源。

ポイント: すぐに入るプレミアムが、この戦略の核心の収益源だ。

三つのあり得る結末

株が横ばい、または少し上がり、行使価格を超えない:コールは満期で消滅。株は残り、プレミアムは全部残る。いちばん理想的な場合です。
株が大きく上がって行使価格を超える:株が行使されて「呼ばれる」ことがある。行使価格で株を売り、プレミアムは残る。利益には天井がある。
株が下がる:プレミアムは下落の一部を緩衝するが、全部は相殺できない。株は持ち続け、下落リスクは残る。

Covered Call の三つの結末:行使価格を超えなければ家賃を取って株は残る。大きく上がれば株は呼ばれる。下がればプレミアムは一部しか緩衝しない。
株の動きが違えば、結末も違う。

ポイント: Covered Call は「上昇の一部を手放す」ことで、「確定のプレミアム収入」を取る。

向いている人、向いていない人

向いている: すでに株を持っている、先行きは中立から穏やかな強気、ある価格で売る意思がある、キャッシュフローを増やしたい人。

向いていない: 強く強気、どんな価格でも株を売りたくない、上昇に天井をつけたくない人。

Covered Call は、すでに株を持ち、穏やかな強気で、約束の価格で売る意思がある人に向く。強く強気で売りたくない人には向かない。
中立または穏やかな強気で、追加収入が欲しい人に向く。

ポイント: 中立または穏やかな強気で、追加収入が欲しい人に向く。強く強気で株を売りたくない人には使わない。

まとめ、次は Put を売る

初心者がよくやる失敗:満期が近すぎて時間の緩衝がない。行使価格が低すぎて、早めに呼ばれやすい。決算前にコールを売って、IV Crush や大きな値動きに当たる。Covered Call を「リスクのない家賃取り」だと思い、下落を無視する。

この回で一番大事な一文: Covered Call は「上昇の一部を手放す」ことで「安定したプレミアム収入」を取る。株を持っていてキャッシュフローを増やしたい人に向く。強く強気で株を売りたくない人には向かない。

いま手元に株がなくても、もっと安い価格で買いたいなら、次の回は Cash-Secured Put です。

先にこの三文を確かめる

次の回の前に、この三問を通す。飛ばしてもよい。

  1. 1.Covered Call の前提は、すでに対応する現物を持っていることだ。

  2. 2.株が大きく下がると現物は口座から消え、損するのはプレミアムだけだ。

  3. 3.株が大きく上がると、上値は行使価格で頭打ちになる。